Illustratorでカッティングデータを作成する方法

●綺麗にカッティングされない・又はカッティングの難しいデータ

細い線や細かい角、小さいパーツのある、文字やロゴなど

カッティングの難しいデータ

鋭角の多いカットは、カットをするときにステッカーが角からめくれたり、綺麗にカットされない可能性があります

※細い線を切る場合は、最低3mm以上の太さが必要です

※細かい柄の場合は、周りに余白(4mm以上)をつけることでカットすることも可能です

●カッティング可能なデータ

丸や四角、ゆるい曲線などの単純な形

カッティング可能なデータ

●色の塗り足しについて

カットラインまで色がある場合は、印刷のデータに色の塗り足し(2mm程度)が必要です
カットラインまで色がある場合は、印刷のデータに色の塗り足し(5mm程度)が必要です

・カットラインぎりぎりまでしか色がないと……
カットラインぎりぎりまでしか色がないと、白い部分がはみ出てきてしまいます

ほんの少しでもカットがずれると、白い部分がはみ出てきてしまいます(機械の精度上、0.5~1mm程度ずれる可能性があります)
塗り足しがあれば、カットがずれても白い部分が見えません

・もしくは、印刷の周りに余白(4mm以上)をつけることで、ズレを目立たなくすることも可能です
余白(4mm以上)をつけることで、ズレを目立たなくする

●カットラインから絵柄までの距離

カットラインから中の絵柄までは、最低3mm、可能であれば4mm以上の余白をお付けください
カットラインから絵柄までの距離が狭いと、カットがズレた際に、絵柄が切れてしまうことがあります。
また、枠線のあるデザインは、カットラインから枠線までの距離が狭いほど、カットズレが目立ちますのでご注意ください。

カットライン作成方法

(1)Illustratorで印刷データを作る
Illustratorで印刷データを作る

(2)レイヤーウィンドウの右上にある「▼」を押し、新規レイヤーを作成
レイヤーウィンドウの右上にある「▼」を押し、新規レイヤーを作成

(3)任意の名前(カットライン等)をつけ、OKを押す
任意の名前(カットライン等)をつける

(4)先ほど作ったカットラインレイヤーを選択した状態で、

長方形ツール長方形ツール」や「楕円形ツール楕円形ツール」、または「ペンツールペンツール」、「鉛筆ツール鉛筆ツール」などを使って、カットしたい線をパスで描く(色や線の太さは任意で結構です)
カットしたい線をパスで描く
※カットとカットの間は、下記のように5mm以上の余白を開けてください
データ間余白は5mm以上空けてください

(5)印刷データとカットラインデータが別々のレイヤーになっていることを確認して、ai形式で保存

※実際の出力では、カットラインは印刷されません。

※ここで作ったカットラインの通りに、機械でハーフカット(台紙は切らずに糊の付いたシートのみをカット)を行います。